40代、われは主婦なり伸びんとす。

感受性やや強め40代のゆるらかブログ。

秋なのに怖い?話。

私は小さい頃から感受性が強かったようで、
色々と不思議な経験をしている。
なので、覚えているうちに色々と書いておこう
かなと。

(感受性とは....外界の刺激・印象を受けいれる
能力。物を感じとる能力。)←らしいよ。

まずは、覚えている中の1番古い記憶、
幼稚園の頃の体験を書いてみよう。



ある日突然、夕方になると強烈な睡魔に襲われる
ようになった。
どうに眠りに入っていたかは覚えてないけれど、
とにかく気付けば寝ているのだ。

すると決まって嫌な重低音が聞こえてきて、息苦
しくなる。起きたいのに目が覚めない。
母に助けを求めようと呼んでいるのに、声も出な
い。
最後の力を振り絞って「ギャーッ」と泣き叫んで、
やっと家族が何事かと心配して見に来てくれる。

泣きながら説明できないで居ると、
母に「怖い夢でも見たんだろう。」
と呆れ顔でなだめられる。
年の離れた兄には、弱い奴だと笑われる。

しかし、こんな日が何日も続き、流石におかしい
と感じた母が、私にどんな夢を見ているのか訪ね
てきた。
分からないけど、とにかく怖いんだと伝えると、
「悪い夢なんかやっつけちゃいなさい!」
と言ってきた。
今思うと無茶苦茶な発言だな...。

ただ、この母の言葉で、「悪い夢」という敵が居る
事を知り、泣かせる悪い夢はやっつけてしまえば
良いのかと考えられるようになった。

次の日、幼稚園から帰宅後、いつもの睡魔が..。
今日は負けないと意気込みながら眠る。
深い眠りについた頃、決まった重低音に息苦しさ
がきた。
頭のどこかが冷静に「悪い夢と戦う」と決めている。
でも怖い。でもやっつけなきゃ。
頭の中で、色んな感情がごちゃ混ぜになって、
パニックになりそうになった所で、怒りという
感情が出てきた。
私を苦しめる悪い夢は何者なんだ!!と。

「負けない!!!!!」

と強く念じた所で、遠くに誰かが立っているのが
見えた。霧のような、もや~っとしている中に
1人誰かが居る。ボヤけてよく見えない。

見たい!!と強く念じたら、段々顔がハッキリして
きた...

「あれ、人間じゃない。顔が..顔がキツネだ....。」

そう思った瞬間、目が覚めた。
テレビを見てくつろいでいた母の元に急いで行き、
「お母さん!!見たよっ!!キツネ!!キツネが悪い奴だ!!!」
と伝えながら、絵まで描いて見せた。

それを見た母は、真剣な顔で、
「ゆるらか(←としておく)、よく顔見たね。
頑張った。よく頑張った。」と誉めてくれた。

私は訳が分からず、誉められたことの喜びと、戦
いに勝った(?)達成感から、ハイテンションにな
ったのを覚えている。

その次の日から、あの睡魔は来なくなり、悪夢に
うなされる事もなくなった。


後日談。。。
母から聞いた話。

私の住む地域の旧家では、家主の妬みや恨み等の
ネガティブな念を運ぶ「四つ足(よつあし)」と言う
化物が居ると言われている。
見た目が4本足の動物(キツネ等)だから四つ足と呼
ばれているようだ。

その四つ足は、小さい子や、心の弱い人間が大好
きで、相手を苦しめ、弱りきった所で腸(はらわた)
を食いあさり、最後はお腹に大きな穴を開けて出て
いくそうだ。

その為、小さい子どもが居る家は四つ足対策とし
て、小さな祠(ほこら)を祀り、毎日お水やお酒を
上げて拝むという風習がある。
うちは無かった。笑

幼い私は、怒りという感情でこの戦いに勝ったか
ら良かったものの、負けていたら..と思うとゾッ
とする。

他人事のように笑っていた兄は、実は私がこの
四つ足に苦しめられるようになる前日、家中の
窓ガラスが地震のようにビシビシと鳴り、家が
ガタガタと揺れるという怪現象を体験していた
事が後から分かった。
兄は大きな地震が来たと思い、外に飛び出した
が、外は一切揺れていなかったそうだ....。

少し大きくなってからも、母に「実はあの頃、
お前が可愛いって近所で評判で、色んな人に声
をかけられていたんだけど、その中に、子ども
ができない女の人が居て、羨ましがられていた
んだ。」と聞いた。
つまり、その女の人の妬みがきたわけだ。


こうゆう信じられないような話、
私には多々あるのであーる。