40代、われは主婦なり伸びんとす。

感受性やや強め40代のゆるらかブログ。

オバケ救急車。

秋の台風..自然てすごいなぁ...絶対勝てない。 雨の日に家でボーッとしたり本を読むのが好きなんだけど、流石にこんだけ強く降り続けられると恐い。

恐い、、恐い、、、恐い話でも書くか。

あれは、高校生の頃の話。

小さい頃から不思議体験は沢山していたが、ネガティブな感じの霊感とは無縁だった。 しかし、高校に入ってから色んなしがらみと戦う生活に疲れていたのか、ネガティブ系の物を見たり聞いたりすることがたまーにあった。

高校生くらいになると、周りの友人の兄弟が社会人という子が多く、その兄や姉に車で遊びに連れて行ってもらうことが増えた。

そんなある日、友人の兄の車に乗せてもらいコンビニへ向かう途中、不思議な物を見てしまったのだ。

国道を走っていたはずなのに、急に対向車が来なくなり、前後の車も居なくなった。

まだ夜の9時、いくら田舎といえども流石に車は走っている時間帯だ。

おかしいなぁ~なんて考えていると、1台対向車がやって来た。

ライトが点いていないのか全体的に暗く、少しヨロヨロと走っている。

酔っぱらい...? 何か変..... と思いながらだんだん近づいて行くと外灯に照らされて車の全貌が見えた。

少し小さいが形が確実に救急車だ。

サイレンは鳴らしていないし、不自然だった。

更に近づくと、車内が見えた。

ブラックライトのような蛍光グリーンとピンク色の電気が車内に点いているようだった。

そして真横を通りすぎる瞬間、ぎょっとした。

運転手と助手席に乗っているのが骸骨だったのだ。

ヘルメットを被り、白衣のようなものを着ていた。

車体は白ではなく汚れていて黄土色のようだった が、「消防」と「大日本」という言葉がしっかり見えた。

私だけでなく、友人も同じものを見ていた。

あまりにも突然過ぎて、目で見た情報を信じられず、友人とは「仮装してたんじゃないか?」と無理矢理納得して話を終わらせた。

が....どう考えてもあれは仮装ではない。

思い出せば思い出す程気持ち悪い救急車だった。